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玄関ドアカバーにて入れ替え工事

今回ご紹介するのは、長年使用されてきた重厚な木製玄関ドアを、最新の断熱性能と防犯性を備えた現代的なデザインのドアへと一新した施工事例です。

既存のドアは、伝統的な装飾が施された濃い色調の木製ドアで、サイドには装飾ガラスの採光部分が設けられていました。

長年の使用により、木部の劣化や塗装の色褪せが目立ち始め、また断熱性能や防犯性能においても現代の基準には適合しにくい状態となっていました。

 

 

カバー工法のメリットとは

 

玄関ドアの交換には、従来の「はつり工法」と「カバー工法」の二つの方法があります。

はつり工法は既存の枠を完全に撤去する大掛かりな工事となりますが、カバー工法は既存の枠を残したまま、その上から新しい枠を被せるように取り付ける工法です。

カバー工法の最大の利点は、工事期間が大幅に短縮できることです。

一般的に一日で工事が完了するため、防犯面での不安も最小限に抑えられます。

また、既存の壁や床を壊す必要がないため、廃材も少なく、周辺の補修工事も不要です。

さらに、騒音や粉塵の発生も少ないため、近隣への配慮という点でも優れた工法といえます。

 

 

施工のポイント

 

今回の施工では、既存の重厚な雰囲気から一転、明るく開放的な印象を与える縦格子デザインの木目調ドアを採用しました。

縦のラインが強調されたデザインは、視覚的に天井を高く見せる効果があり、玄関空間全体をすっきりとした印象に変えてくれます。

色調も明るいナチュラル系の木目を選択することで、レンガの外壁との調和を保ちながら、家全体に温かみのある雰囲気をもたらしています。

ドアハンドルには、操作性に優れた縦型のバーハンドルを採用しました。

バーハンドルは、荷物を持っているときでも開けやすく、高齢者の方にも使いやすい設計となっています。

また、最新の防犯機能を備えたシリンダーを標準装備しており、ピッキングや不正解錠に対する抵抗性能が大幅に向上しています。

 

 

断熱性能の向上による快適性の実現

 

現代の玄関ドアは、単なる出入り口としての機能だけでなく、住宅全体の断熱性能を左右する重要な要素となっています。

今回採用した新しいドアは、高断熱仕様となっており、冬場の冷気の侵入や夏場の熱気の流入を効果的に防ぎます。

特に玄関は、家の中でも外気の影響を最も受けやすい場所です。

断熱性能の高いドアに交換することで、玄関ホールの温度環境が改善され、冷暖房効率の向上にもつながります。

結果として、光熱費の削減にも貢献し、環境にも家計にも優しい住まいづくりが実現できます。

 

 

既存のアーチ型開口部への対応

 

この住宅の玄関には、装飾的なアーチ型の開口部が設けられていました。

カバー工法では、このような特殊な形状の開口部にも柔軟に対応できます。

アーチ部分は既存のまま活かし、その内側に新しいドア枠を設置することで、建物の外観デザインを損なうことなく、機能性だけを向上させることができました。

レンガ造りの重厚な外観と、新しい木目調のドアが見事に調和し、クラシックとモダンが融合した上品な佇まいとなっています。

 

 

施工品質へのこだわり

 

AKI工房では、カバー工法による玄関ドア交換においても、妥協のない施工品質を追求しています。

既存枠と新規枠の間には、適切な断熱材を充填し、隙間からの気密性を確保します。

また、ドアの開閉動作を何度も確認し、スムーズな動きと適切な密閉性が得られるよう、細部まで調整を行います。

戸当たりのゴムパッキンも高品質なものを使用し、長期間にわたって気密性と静音性を維持できるよう配慮しています。

 

玄関ドアは、家の顔として来訪者を最初に迎える重要な場所です。

今回の施工により、重厚感がありながらも古さを感じさせていたドアが、明るく現代的なデザインのドアへと生まれ変わりました。

カバー工法を採用することで、短期間かつ低コストで、断熱性能・防犯性能・デザイン性のすべてを向上させることができました。

玄関ドアの交換をお考えの方は、建物を大きく傷めることなく、一日で工事が完了するカバー工法をぜひご検討ください。

AKI工房では、お客様のご要望に応じた最適なドア選びから施工まで、一貫してサポートいたします。

住まいの印象を大きく変える玄関ドアのリフォームで、快適で安全な暮らしを実現しませんか。